2022/04/05

新陳代謝のお話

新陳代謝という言葉をご存知でしょうか?よく耳にする言葉としては「代謝」と称され、主に私達の体内で起こる化学反応によって消費されるエネルギー量のことです。人は生まれて、成長し、成熟し、そして老いていくという成長過程がありますが、代謝も成長過程において変化していきます。この代謝の変化に食事や生活習慣を合わせていくことが健康においてとても重要ことになります。

1.代謝とは

身体の中で起こる全ての化学反応は代謝と呼ばれますが、一般的な代謝とは1日のエネルギー消費量のことです。

代謝は年齢と共に変化し低下していきます。

エネルギー源を消費しエネルギーを生み出す

「代謝」については、一言では言い表せないほど複雑な化学反応です。

代謝には物質を生み出す同化と物質を燃焼する異化の2種類が存在しますが、ここでは燃焼に関するお話をさせて頂きます。

私たちが気にする「代謝」は主に、エネルギー消費量のことだと思います。

このエネルギー消費量が多い=代謝が良いと理解していると思います。

では、このエネルギーを消費する代謝を正確に説明すると「身体が使えるエネルギー(ATP)」を作るために「タンパク質・脂質・糖質というエネルギー源」を燃焼するという仕組みです。

代謝が起こる部位

代謝の多くは、筋肉で起こっていると思われている方がほとんどだと思います。

しかし、実際には、筋肉での代謝は成人男性で全体の内20%程度で、残りのほとんどは「内臓」で起こっています。

つまり、内臓が元気であればエネルギー源を燃やしエネルギー(ATP)を生み出す基礎代謝が良いということになります。もちろん筋肉を増やせば代謝量は上がりますが、ほとんどが内臓で起こるので、大きなプラスにはならないということを覚えておいてください。

年齢別代謝量

基礎代謝のピークは男性で15歳から17歳の期間、女性では12歳から14歳の期間とかなり若い10代後半という期間になります。

それ以降は緩やかに低下し40代、50代では大きく代謝量は低下しています。

これは、若い頃は身体を維持する為に多くのエネルギー源が必要で、老いると身体の維持に必要なエネルギー源量は少なくて良いということを意味しています。

2.肥満とは

代謝が下がった状態で、今までと同じ食事量を続けているとエネルギー源が余ってしまい脂肪が増加します。

これが肥満で、生活習慣病へと繋がっていくので健康によくありません。

代謝量は変化していく

1章でエビデンスを用いて説明した通り、基礎代謝量=エネルギー消費量は年齢とともに変化=低下していきます。

加齢と共に消費エネルギー量が低下してくということは、身体にとっては若い頃のような大きなエネルギー(ATP)は必要がないということです。

食事量は変化しない

代謝量は年齢と共に変化=低下していきます。

しかし、食事量は習慣化しやすく変化しない=量が減らない傾向があります。

これは、代謝量が減っているのに、必要以上にエネルギー源を摂取していることになり、自ずと太っていきます。

これが「中年太り」のメカニズムです。

身体の仕組みとして「食欲が以前より減る・食べる量が減る」という現象が起こりますが、この現象に問題を感じ「しっかり食べる・胃腸薬を使い食べる」などして食べ過ぎている方がほとんどです。

肥満は健康に良くない

こうして出来上がった「中年太り」は、後々大きな健康被害を招く可能性が高いです。

肥満になる過程の中には、必ず「高血糖・高脂質」が存在し、血糖値が高いことによって血管や細胞で炎症が起こり、脂質が高いことで炎症部位が硬化したり、血液循環が滞るなどの不具合が発生します。

その結果、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などの「生活習慣病」に繋がっていくのです。

生活習慣病の発生頻度が高い理由は、肥満から始まっているからです。

3.適切な体重=健康体重

BMI=ボディマスインデックスが示す基準値が最も健康的な体重のスコアだと言われています。

適切な体重=適切な体脂肪は健康に貢献する様々なホルモンを分泌してくれます。

適切な体重のスコア

適切な体重の目安は存在します。

それがBMI=ボディマスインデックスです。

BMIはボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。

小人には別の指数が存在しますが、成人ではBMIが国際的な指標として用いられています。

健康を維持するためは日頃からBMIを把握しておくことが重要です。

・BMI = 体重kg ÷ (身長m)²

・適正体重 = (身長m)² ×22

最適な体脂肪=健康

なぜBMI基準値を重視するかというと、BMI基準値=適切な体重≒適切な体脂肪量と考えられているからです。

実は、脂肪は悪者ではありません。

脂肪が多過ぎることが良くないことであり、適切な量にコントロールすることで身体に良い影響を与えてくれるのです。

脂肪にはホルモンを分泌するという側面を持ち、脂肪が多過ぎると身体に良くないホルモンが分泌され、脂肪が適量だと身体に良いホルモンを分泌してくれます。

4.適度な減量は健康療法

代謝を上げたい場合には腸管の働きを高めることが一番簡単で、腸内細菌にとって嬉しい酵素代謝産物を上手に摂り、脂肪の原因となる炭水化物の摂り過ぎを上手にカットすることで健康体重は目指せます。

代謝に合わせた食事内容

体重が気になる、最近太っていると感じる場合は、現在の代謝量に見合わない食事量なのかもしれません。

大切なことは現在の年齢の代謝量を把握し、若い頃よりは代謝が下がっていると認識する必要があります。

つまり、食事量を身体が求めている適正量にコントロールする必要があるのです。

代謝サポートの重要性

代謝は何故下がるのかというと、代謝を行うために必要な酵素やホルモンといった「補酵素」たちの生産能力が低下するからです。

身体には様々な酵素が必要不可欠で、酵素が足りないと大なり小なり不具合が生じてしまいます。

自然由来の身体に優しく効果的な酵素を習慣的に摂取することが身体にとって嬉しいことなのです。

大高酵素

消化吸収を促す原料植物由来成分や醗酵微生物由来成分が、渾然一体となって溶け込んでいる製品です。

脂質・タンパク質はほぼゼロですが、醗酵代謝産物や醗酵微生物の菌体成分など、植物由来・醗酵微生物由来の微量栄養成分などを含んでいるため、普段の食生活では摂取しにくい成分などを摂取することができます。上手に利用いただきますと、日々の食生活バランス改善につながっていきます。

さらに詳しくは下の記事をご参照ください。

脂肪に換えない科学

ほとんどの脂肪は、糖質「米・小麦・麺・菓子・芋」などを過剰に食べることで蓄積していきます。

過剰な糖質は体内で分解されることで血中に吸収され、血糖値を高めます。

この血液中の糖が余るために脂肪として蓄えられるのです。

脂肪を増やさない効果的な方法としては、過剰な糖質は分解しなければ吸収されないということです。

トリプルカット

糖の分解を抑える「白インゲン・ギムネマ・桑葉」という3大成分を含みます。

分解を阻害することで糖は吸収されず、体外へ排出されます。

食後の血糖値を上げたくない方、痩せたいけど糖質を食べたい方にお勧めです。

更に詳しくは下の記事をご参照ください。

代謝が下がっているのに食べ過ぎている場合は、消化吸収を促し、高い栄養価を持つ酵素をドリンクを朝食の代わりにして、昼夜の炭水化物の過剰な吸収量をトリプルカットで下げることで適正体重を目指すことがお勧めです。

withコロナ時代の皆様の健康を祈念して

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