2023/01/19

血管年齢を大切に考え血管を守る

人が長生きする為に、大切に機能を維持し守るべき体内の期間があります。それが「血管」です。血管は酸素や栄養素などの物資供給以外にも血液の流れを調節し適正な圧力(血圧)を保つという機能もあります。血圧があるから私達は活動出来不自由のない生活ができるのです。

1.血管の役割

血管の役割はシンプルで、体中への物質の輸送と身体を動かす為の血圧の維持およびコントロールです。

栄養や酸素を運ぶ

血管は全身に張り巡らされた体内の道路のようなものです。

その中を通る血液やヘモグロビンによって身体中の細胞や脳を含む臓器に物質を運んだり、時には不要な物を回収したりするバイパス道路です。

血圧を保つ

血管の役割としてもう一つ大切なことがあります。

それが、「血圧」の維持です。

厳密には自律神経によって血管の収縮がコントロールされていますが、その指示通り血管を動かす為には血管の状態が良好でなければいけません。

仮に、血管が痛み、柔軟性が失われたとしたら常時血圧が高い状態となります。

しかし、言い換えれば、高い血圧が必要な時に柔軟性が足りないので圧を上げることが出来ない、もしくは高い圧に耐えられずに血管がさらに損傷することにも繋がってしまうのです。

2.血管が老化する原因

血管が痛んだり老化する原因は血管内部を流れる物質によっておこります。

多くの場合、血糖値が高い、脂質が高いことによっておこります。

糖と脂質が多い食生活

糖質を食べると血糖値が高くなり、血液中の糖の割合が多くなります。

この糖が血管内壁のタンパク質と結びついて血管内壁にへばりつきます。

この飴のような物が血管内壁を傷付け、そして、傷ついた血管を修復する為に脂質が使われます。

その結果、血管は分厚く硬くなり柔軟性を失っていくのです。

このような状態が継続されると血管の老化が進み、高血圧になっていきます。

特に糖尿病の方は血管が痛みやすいので注意が必要です。

3.血管を若返らせる方法

血管を治すには「血管を痛める食生活改善・血管に良い成分の摂取」という2つのアプローチが必要です。

成分に関してはサプリメントや漢方薬が効果的です。

食生活の改善

まず、血管をボロボロにしてしまう食生活の改善が必要です。

血管に良くない食生活を続けていると、血管の劣化がどんどん進みダメージが蓄積されてしまいます。

血管に良い食生活は糖の取り過ぎに注意し、低脂質な食事を行うと良いでしょう。

血管に良い成分の摂取

食品やサプリメントなどで、ポリフェノールやオメガ3系脂肪酸を摂取することは、血管に良い作用が期待できます。

ポリフェノールやオメガ3系脂肪酸には血管を修復してくれるホルモンを身体に分泌させる作用があります。

血管に良い漢方薬

漢方を用いる東洋医学でも、昔から血管が抱える問題に向き合っていました。

血管が悪くなると身体機能に影響が出ることは今も昔も変わらないからです。

漢方の世界では「カイカ」という植物が含まれた漢方処方を高血圧の方の治療に使います。

ただ、人の身体の状態によって処方は異なるのでカイカが入っていればどれでも良いという訳ではありません。

カイカには古来より毛細血管を修復し、止血するという作用があります。

カイカには血管を治してくれる成分が含まれており、血管を良い状態に変えてくれる働きが科学的に確認されています。

五葉館薬局では、血管に良いアイテムを多数取り揃えております。

血管や血圧が気になる方はお気軽にお問い合わせください。