身体を温めウイルス感染予防にアドバンテージ

毎日気温が高く熱い日が続いています。毎日暑い=毎日クーラーという冷え症の方を増やしてしまいやすい季節と言えます。冷えを患っていると「動きたくない・体調を崩しやすい」など日常生活においても支障が出やすい状態となります。手足が冷たい・下半身が寒い・全身が冷えるといった「冷え症」をお持ちの方は身体が冷える仕組みを理解し冷えの改善を目指しましょう。

1.冷え症とは

「冷え」という症状が身体に表れる方は「体温が上がり難い」ことと「体温を全身に行き届き難い」ことの2つが重なっていることが多いです。これらの冷えやすい要因を持つ、すなわち「冷えやすい体質」を持っている方が概ね冷え症を患います。

身体が冷えやすい状態

身体が冷えるメカニズムは、熱を生み出す力、すなわち発生する体温(発熱量)が少ないことと発生した体温を全身に運ぶ能力が低いことでおこります。

つまり、そもそも生み出す「体温が低い」さらに発生した体温を「全身に巡らせられない」という2つの要因が重なることで「身体が温まらない」という冷え症状が表れます。

身体が冷える=免疫力の低下

身体が冷たい、体温が低いという冷え症状は健康的ではありません。体温が低くても健康に影響を与えなければ何も問題はありませんが、体温が低いと「免疫力」が低下してしまいます。

現在、世の中では感染症が大流行しており、少しでも免疫力を高めたい状態であります。こんな中、身体に冷えがあるということは大きなマイナスとなってしまいます。

冷えると免疫力が低下するので体調を崩しやすかったり、すぐに風邪をひいてしまったりするのです。

2.冷え症の原因

冷え症が起こってしまう大きな原因は、体温を生み出す力「筋肉量」が少ないこと、そして体温を全身に運ぶ能力「血液循環」が良くないことの2つが重なることです。この2つの原因が起こりやすいのが高齢者と女性です。

筋肉量が少ない

体温は内臓や身体を動かす為に使う骨格筋などの筋肉で起こる代謝反応によって副産物的に生み出されています。

アスリートの方々に冷え症が少なく体温が低くない理由に「筋肉量が多い」ということがあげられます。しかし、筋肉量が少ないと、そもそも基礎となる発生体温が少なく低いという状態となります。

血液の循環の低下

冷え症になってしまう条件の一つに「体温を全身に運ぶ能力が低い」ということを説明しましたが、体温を全身に運ぶ役割を担う物が「血液」です。

血液循環が悪い、いわゆる「血行不良」という状態にあると、体温は身体の隅々にまで行き届かないため「手や足の先が冷たい」とい末端冷え症になります。

女性に冷え症の方が多い理由が「筋肉量が少ない」ことと「血行不良になりやすい」ことの2つの原因が重なってしまいやすいからです。

3.冷え症の改善方法

冷えは発生する体温を高めることと発生した熱を身体中に運ぶことで改善が可能です。発生する熱を高めるには筋肉量を増やす必要があり、熱を隅々にまで運ぶには血液循環を改善する必要があります。

筋肉を増やして発熱する

冷えを改善するには基礎的な体温を高めることも効果的な方法です。

体温を高めるには冷えの原因とも成る「筋肉量の低下」を改善する必要があります。筋肉量を増やすには筋肉トレーニングが非常に有効ですが、時間も手間もかかり難しいという方も多いでしょう。

少しでも筋肉が増えるように階段を使ったり、車を使う所で歩くなど身体を動かす工夫を行うことで改善へ向かうはずです。

血液の循環を改善して熱を巡らせる

筋肉量が増えることで基礎的な体温は高くなりますが、それを全身に運べなければ末端の冷えは改善できません。最終的に身体全体を温めるには全身を巡る血液の循環を改善しなければなりません。

血液は古くなると硬化し、毛細血管があるセクションで滞ってしまいます。血液を新しくフレッシュな物に変えるには葉緑素(クロロフィル)を多く含む緑の野菜をしっかり食べる必要があります。

まだまだ、冷房や冷たい物を食べる期間が続きますので筋肉量と血液循環に注目して冷えを少しづつ改善していきましょう。

冷えを改善し少しでも体温を高めることが出来ればウイルス感染予防にとって大きなアドバンテージとなりますよ。

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