春は季節の変化が大きく、この変化は身体にも大きなストレスが掛かります。この変化に伴い頭痛、不安、イライラなどの症状が表れる方も多く、更年期の方は更年期障害症状が強く表れる傾向にあります。春に体調を崩すことは珍しいことではありませんが、身体の状態が良好でバランスが良いと不調を感じないこと多いです。当店では、漢方を使い身体のバランスを整えることで更年期や春の不調改善をお手伝いしています。
1.更年期障害とは
更年期とは女性が閉経を迎える前後10年の期間のことです。更年期障害とは更年期に深い症状が表れてしまうことを言います。
更年期とは
更年期は、成熟期から老年期に移り変わる期間のことです。
身体では、卵巣機能の低下が始まり、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少します。
閉経を迎える平均年齢は、50.5歳ですが、閉経の前後10年間を更年期と呼びます。
更年期障害とは
更年期に入ると人によっては不快な症状が表れることがあり、この状態を更年期障害と呼んでいます。
更年期の前半に多くの方に表れる症状は、月経の感覚が長くなったり短くなったりする「月経異常」や「のぼせ・発汗・冷え・イライラ・動悸・めまい・耳鳴り・浮遊感・関節痛・のどの詰まり」などです。
2.春に更年期障害が悪化する理由
更年期というホルモン減少による変化と春という気候の変化や生活環境の変化という大きな変化が重なることが春に不調きたす大きな原因です。
春は気候の変化が大きい季節
春は今まで寒かった冬から、気温が暖かくなる季節の変わり目です。
単に季節が変わるだけでは無く、大きな気温の変化や私達が暮す日本においては「新生活」の時期として生活環境も大きく異なる時期です。
この大きな気候の変化と大きな環境の変化が身体に大きなストレスを与えます。
春は身体の変化も大きくなる
気候の変化が大きい春は、ホルモンバランスの乱れから体調不良を起こしやすい時期です。
体温や心拍数などの調節機能がうまく働かず、よく風邪を引く、疲れがひどい、眠れない、イライラするなどさまざまな症状がみられます。
原因がよくわからない体調異変が続くときは、更年期障害の可能性を考えてみましょう。
3.更年期障害を緩和する方法
更年期障害は更年期に訪れるホルモン減少という変化に身体が付いていけないことで起こります。バランスの医学と呼ばれる東洋医学では漢方を用いて変化に身体が順応できるように治療します。
バランスを崩した身体を整える
更年期障害に対する東洋医学的アプローチは「ホルモン減少に対し反応している体を順応させる」ことです。
これは減少に伴いびっくりしている身体を慣れさせることを意味し、更年期に入っても不快症状が起こらない方は慣れ=順応が起きています。
基本的には順応させる為に、東洋医学の漢方を使い身体を整えていきます。
ここで漢方だけでは改善できない方の為に、植物性エストロゲンによって微調整を行うこともあります。
ホルモン変化などに順応できる状態に整える
一般的に更年期障害が起こる原因として「エストロゲン」が急激に減少することが挙げられます。
しかし、エストロゲンの減少は全ての女性に等しく起こる自然の摂理であり、減少しても不快症状が表れない方もおられます。
不快症状の有無が表れる大きな理由は、身体のバランスが良くエストロゲンの減少に順応できるか否かということになります。
つまり、しっかりと身体のバランスを整え、減少に順応できるようにすることが大切です。
漢方を扱う東洋医学では更年期障害はメジャーな問題で、やはり漢方で身体を整える事で改善してきました。
当店では、更年期の不快症状に対し、身体を整える生薬として芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)を用いることが多いです。
この漢方薬についてさらに詳しく知りたい方は下の記事をご参照ください。
ホルモンの急激な現象を緩和する
上記では「漢方で身体を整えることでホルモン減少に順応する」という治療方法をお話致しました。
もちろん効果的で優れた治療ですが、人によっては効果が表れるのに時間がかかる場合もあります。
これは、ホルモン減少によるダメージの度合いによるもので、身体的に大きなダメージ(ストレス)がある方は、少し時間がかかります。
その場合には、自然由来のエストロゲンに構造が近いアグリコン型イソフラボンを用いて最適な状態に調整します。
植物由来のエストロゲンと言われるアグリコン型イソフラボンを豊富に含むアイテムがファイトロゲンです。
ファイトロゲンについてさらに詳しく知りたい方は下の記事をご参照ください。
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