隠れ貧血(潜在性鉄欠乏性貧血)は貧血の診断は出ないものの、体内にストックされている鉄分が不足している、いわば貧血予備軍の状態です。貧血予備軍ですので、血液が不足する状態に頻繫に陥り、その度に貧血症状が表れたり、慢性的な疲労感に悩まされたりします。当店では病院では治療が難しい隠れ貧血の原因を改善し、健やかな身体を取り戻すために漢方や自然由来のお薬でアプローチします。
1.隠れ貧血とは
隠れ貧血は肝臓にストックされているフェリチンという物質が減少している状態のことです。
フェリチンが減少すると貧血に陥る頻度が高まり、様々な症状が表れます。
隠れ貧血の症状
貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが不足した状態を指します。
体内の鉄とたんぱく質が結び付いてできたヘモグロビンは酸素を運搬する役割を担っているため、ヘモグロビンが不足すると十分な量の酸素が体内に行き届かなくなります。
その結果、以下のような症状が表れます。
・疲労
・頭痛
・立ちくらみ
病院では診断されない
隠れ貧血は、貯蔵鉄とも呼ばれるフェリチンが体内で不足している状態を指します。
フェリチンは、主に肝臓にストックされているたんぱく質の一種で、細胞内に鉄を貯蔵し、必要に応じて利用できるよう調節する働きを持っています。
貧血気味の貧血予備軍
ヘモグロビンが減少すると血液中の鉄分を利用してヘモグロビンが作られます。
このとき、血液中の鉄分が足りないと、フェリチンとしてストックしてある鉄分を利用してヘモグロビンを作ろうとします。
体内の鉄分量を調整する役目を持つフェリチンが減少し過ぎると、隠れ貧血になるわけですが、その状態で鉄の補充が間に合わなくなればヘモグロビンが足りない状態へと移行します。
2.隠れ貧血の原因
女性は隠れ貧血になりやすいです。
それは月経が毎月訪れ、血液を失ってしまうからです。
そして現代人の食生活では鉄が十分に摂れていないことも大きな原因です。
女性の月経
月経がある女性は、経血によって鉄が失われるため隠れ貧血になりやすく、特に経血量が多い過多月経の人は注意が必要です。
日々の食生活
鉄分は食事によって体内に取り入れる必要がありますが、意識して摂取しないかぎり十分な量に満たない場合が多いです。
血液中の鉄分が不足すれば、貯蔵されていたフェリチンが消費され、隠れ貧血を引き起こすことになります。
3.隠れ貧血に対する漢方アプローチ
漢方で身体に良い鉄剤を活用し、不足している鉄や血液その物を増やします。
血液が増えた効果を十分に発揮させる為に、血液循環の状態も見直します。
トウキとヘム鉄で血を増やす
・隠れ貧血の症状がある場合:トウキを豊富に含む婦人宝を用いて貧血症状の改善を目指します。
・隠れ貧血により炎症を起している場合:トウキを含むシカロンを用いて炎症も抑えつつ貧血症状の改善を目指します。
さらに、身体に影響が少なく吸収が良いヘム鉄を用いて枯渇しているフェリチンを増やします。
松寿仙で循環を高める
上記の漢方で血が増やしつつ、隠れ貧血の身体症状を緩和する為に、血液循環を高める必要があります。
循環が滞っている場合、血が増えても症状の改善が難しいです。
血液循環を高めるために当店では松寿仙を活用しています。