脂肪の燃焼とは、まず「脂肪を遊離脂肪酸に分解」し 「遊離脂肪酸を燃焼」するという２つの工程を行う必要があります。しかしダイエットで痩せられない方の多くは、脂肪の分解が正しくできていない場合が多いのです。ダイエットを成功させるにはまず、脂肪の分解を成功させる必要があるのです。
この記事では脂肪の分解について詳しくお話しさせていただきます。
１． 脂肪の分解（加水分解）とは
中性脂肪を遊離脂肪酸に分解することを脂肪の分解と言います。この脂肪の分解はダイエットの第一歩となるとても重要な減量プロセスです。
中性脂肪を分解
通常、脂肪と呼ばれるものは脂肪細胞内に中性脂肪が蓄積し
膨張した状態のことを指し示しています。
中性脂肪はエネルギー源として燃焼することができないため、遊離脂肪酸に分解する形で脂肪細胞の外へ出ることが可能となります。つまり中性脂肪を遊離脂肪酸に分解することがダイエットの第一歩となります。
２． 脂肪分解の必要性
人の身体の仕組み上脂肪は分解しないと減らないという事実があります。つまり脂肪を分解する必要性を説くと分解された遊離脂肪酸でなければ燃焼できないからです。
脂肪分解は脂肪代謝の入り口
脂肪減らすにはまず分解が必要不可欠なのは事実です。
サントリー伊右衛門特茶のCMはご存じでしょうか？「バラバラバラ」というセリフでお馴染みの伊右衛門特茶のCMでは「脂肪は分解しないと減りません」
と言われるように、脂肪を減らすにはまず分解する必要があります。
分解後に燃焼プロセスへ進む
脂肪を分解しなければならない理由は、中性脂肪を分解した遊離脂肪酸でなければ燃焼器官であるミトコンドリアで燃やせないからです。
中性脂肪から分解された遊離脂肪酸は、ミトコンドリアで燃焼されることで初めて身体の中から無くなるのです。
３． 脂肪の分解に必要な条件
脂肪とは、日々の食事で余らせたエネルギー源を貯蔵している物なのです。つまり脂肪の分解を促すには、身体にエネルギー源を使う必要性があることを理解してもらう必要があります。
脂肪が分解される条件①血糖値
血糖値を上げずに低く保つことで脂肪は分解されていきます。
これは血糖が脂肪の原料であり、身体を動かすエネルギー源の一つだからです。エネルギー源の一つを減らすことで不足を補うために脂肪は分解されるのです。
脂肪が分解される条件②エネルギー源
食事を減らしてエネルギー源の不足を起こすと脂肪の分解は進みます。
言ってみれば脂肪はエネルギー源なのでトータルのエネルギー源を減らすことで不足を補うために脂肪は分解されるのです。
食事制限の意味合いとは
脂肪分解が起こるタイミングは、身体が脂肪を必要だと感知した時に起こります。
痩せると言われるダイエットに必ず食事制限が組み込まれている理由は、食事制限が脂肪の分解を起こすために必要な作業だからです。
逆に食事制限が全くないダイエット方法は身体の仕組みに反しているので、全く痩せないか、力技で脂肪を減らしている可能性が高くリスクがあると考えると良いでしょう。
４． 遊離脂肪酸の燃焼が減量
ダイエットとは、中性脂肪を分解してできた遊離脂肪酸をミトコンドリアで燃焼することなのです。しかし本来であればこの分解燃焼のプロセスは身体が勝手に行い、適切な脂肪量にコントロールするものなのです。
遊離脂肪酸をミトコンドリアで燃焼
脂肪の分解が上手に出来ている身体の状態は、遊離脂肪酸が血液中に対流している状態となります。
この遊離脂肪酸を脂肪燃焼工場であるミトコンドリアに運び、ミトコンドリア内で燃やすというプロセスが、いわゆる燃焼というものです。
この燃焼プロセスは、β酸化と呼ばれ燃焼された遊離脂肪酸がエネルギー（ATP）を生み出し、最終的に水（H20 ）と二酸化炭素（CO2）になります。
つまり「脂肪はエネルギー・水・二酸化炭素」に変わることで身体の外へ排出されるので身体が軽くなるのです。
脂肪の「分解・燃焼」の両立が効率の良い減量
減量の効率が良いダイエットは「脂肪の分解」と「脂肪の燃焼」が両立できている減量方法となります。
福井県の五葉館薬局では脂肪の分解方法はもちろん、燃焼方法も体質や年齢別に豊富に揃えています。
当店のダイエットは分解と燃焼の同時進行を成し遂げつつ、健康との両立を最重要視しています。
実際に、健康的な方であればダイエットを行う必要の無い方もおられます。つまり、人には通常肥満を抑制する仕組みが備わっているということです。
しかし太ってしまうということは身体のどこかに不具合がある可能性が高いので、当店では肥満の原因となる身体の不調を漢方で治療しながら痩せる漢方ダイエットを、お客様にご提案させていただいております。気になる方は五葉館薬局までお気軽にご相談ください。
