肥満はなぜ起こるのか?太っている人と痩せている人の違い

福井県でダイエットと子宝を漢方でサポートしている五葉館薬局の武田です。年齢を重ねると、太ることは仕方が無いと思われている方がほとんどだと思いますが、ではなぜ、一定数太っていない方がおられるのでしょうか。それは、本来人間には脂肪の量を常に一定に保つ体内の仕組みが備わっているからです。

 

 

この記事では肥満が何故起こってしまうのかを身体に本来備わる仕組みと共に皆様にシェアさせていただきます。

 

1.人の身体に備わる健康の仕組み

本来、人間の体には健康や生命を維持するために、身体の状態を常に一定に保とうとする仕組みが備わっています。例えば、寒くなると体温を上げようとしたり、遭難した時に脂肪を使うこともその仕組みの一環なのです。

 

恒常性の維持

健康や生命を維持するために一定に身体の状態を保つ仕組みを「恒常性の維持」と言い、別名『ホメオスタシス』とも呼ばれています。
健康の要である『ホメオスタシス』は「自律神経・内分泌・免疫」の3つの身体の重要な仕組みのバランスをとり続けようとすることであり、その働きがあることで身体の状態を保っていられるのです。

 

2.ホメオスタシス機能が脂肪をコントロールする

ホメオスタシスは、健康であるために各セクションすべてのバランスを最良に保つ働きであり、正常に働いているからこそ人は健康でいられます。これはダイエットに重要な『脂肪』にも当てはまることです。

 

 

脂肪量はほぼ一定に保たれる

人類史を振り返ると、太古では食糧難であることの方が多く現代のように常に栄養が溢れることはありませんでした。
脂肪は、過去の飢餓状態時を生き残るためのエネルギー源として常に一定量備えられるようにできているのです。

 

現代でも脂肪量を一定に保ち蓄積を防でいる

脂肪は、常に一定量ストックされるようにホメオスタシスが働いています。
しかし、蓄えすぎて健康を害してしまっては本末転倒です。摂り過ぎたエネルギーは、熱生産などを行って燃やし、常に一定量を保つのがホメオスタシスがなせる『代謝』です。
つまり、脂肪の量はホメオスタシスによって健康を害さない量(BMI標準値付近)に保たれるのが正常なのです。

 

3.肥満とは身体のバランスが崩れた症状

ホメオスタシスが働いていれば、健康を害する肥満になることは考えにくいのです。しかし、実際に肥満の方はおられますし、それは身体の健康のバランスが崩れてしまっている可能性があるからです。

 

 

肥満は身体の状態が崩れた症状

「自律神経・内分泌・免疫」という恒常性の維持ができていれば、健康は保たれるので太りにくいです。
しかし、何らかの拍子で健康の3本柱のバランスが崩れてしまうと、身体の状態を正確にコントロールすることができなくなり、その結果、正常な代謝ができず肥満という症状として身体に現れているのです。

 

バランス崩れに加齢による追打ち

バランスが崩れて太りやすくなったとしても、人は年齢を重ねて生命活動を継続していきます。その結果、加齢によるホルモン分泌の低下や基礎代謝の低下などの避けられない肥満原因も手伝って、肥満が肥満を呼ぶという負の連鎖が起こってしまうこともあるのです。

 

 

4.崩れたバランスを正し肥満という症状を治めるのがダイエット

どれだけダイエットを行っても痩せないという人は、身体のバランスが崩れている可能性が高く、正常な代謝反応が起こっていない可能性があります。確実なダイエットを成しとげるには、まず、確実に反応する身体を取り戻す必要があるのです。

 

 

崩れたバランスを取り戻す

バランスを取り戻すには、まず、健康を構築しているホメオスタシスのどこに異常やダメージがあるのかを知る必要があります。
ダメージの入り口さえわかってしまえば、原因もおのずとわかるので治療によって健康のバランスを取り戻すことは可能です。

 

バランスの東洋医学

東洋医学はバランスの医学と呼ばれています。つまり漢方薬を正しく適材適所に使うことで健康のバランスを取り戻すことは可能なのです。
五葉館薬局では、お客様からしっかりとお話を伺い、どこに不調があるのかを問診によって調べ、バランスが整うようにお客様をサポートすることができます。

 

バランスが整うと正しい代謝が起こる

自力でダイエットを行っていても良い状態で痩せていかない…というお客様が多数おられますが、原因を調べると身体のバランスが崩れている方がほとんどです。
その場合、しっかりと身体のバランスを整えることで、正しいダイエットに身体が正しく反応するようになりますので、より痩せやすく健康なお体を手に入れて頂けるはずです。